【旅育シリーズ第9回】旅コラム|”協力しないと進まない”を体験する旅

旅育コラム

「一人じゃできない」を知るって、大事なこと

子どもたちにとって、“できるか・できないか”は大事な経験。
でもそれと同じくらい、「一人じゃできないことがある」と気づくことも大切だと思っています。

そんな“気づき”を、旅先で自然と体験したエピソードがたくさんあります。

誰かが手伝ってくれるって、うれしい

我が家の海外旅行では、子どもたちも一人一つスーツケースを持参します。
ただ、東南アジアのガタガタ道では、キャスター付きでも思うように動かせないことも。

長距離バスに荷物を運ぶときのこと。
「これムリ!動かない」と困っていた妹のスーツケースを、
兄が一緒になって押してあげている姿を見たとき、
“協力”ってこういうことなんだなぁと、じんわり心があたたかくなりました。

「ありがとう」「良かった、間に合った~」
そんなやりとりが、旅先では驚くほど自然に生まれます。

役割分担があるから、チームになる

旅の途中、空港に着いたばかりの私は
スマホでWi-Fiにつなぐのに必死。そんなときに限って・・・

「ママ、トイレ行きたい!」と妹のひと声。
すぐにお兄ちゃんが周りを見渡して、
「あそこにマークあるよ」と案内してくれました。

自分もトイレに行きたくても、
荷物を見張る係をしっかり務めてくれます。

さらに、スーツケースを押しながら乗ったエレベーターでは
“開ボタンを押す係” が自然と決まっていて、
「みんなが荷物を下ろし終わってから、自分が最後に降りる」
そんな動きが、誰に言われたわけでもなく身についていることに気付きました。

旅先で、ただ “ママについていく” だけじゃない。
自分で周りを見て、役割を見つけて動く力が、少しずつ育ってきている。
そんな姿に、心からうれしくなった出来事でした。

“協力する力”は、旅の中で自然に育つ

日常生活でも協力し合う場面はあるけれど、
旅先では ”予定外” が次々とやってきます。

Wi-Fiがつながらない、道に迷う、雨が降ってくる、
予定していた場所が閉まっていたり、荷物が思うように動かなかったり・・・

そんな時に、子どもたちが自分で考えて動く姿を見られるのが、
旅育のいちばんのごほうびかもしれません。

「あっちじゃない?」「こっち見てくるね」
そんな言葉が出るたびに、
子どもが “自分も家族の一員なんだ” と感じていることが伝わってきます。

“一緒に” を体験するから、旅は深くなる

旅はいつもスムーズにはいかない。
でもだからこそ、「一緒ならできるね」を体験できる場所。

ちょっと困って、ちょっと考えて、誰かが手を差し伸べてくれる。
その繰り返しが、協力する力や思いやりの芽を育ててくれているんだと思います。

子どもたちが旅の中で役割を見つけ、
自然と “家族のチーム” になっていく姿は、
親として忘れたくない旅の景色のひとつです。

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👩‍🦰 書いた人:旅育ママ そのみ
東京都在住、2児の母。旅を通じた学び=「旅育」をテーマに、国内外の子連れ旅を記録しています。
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