【旅育シリーズ第16回】バンコク母娘旅 トゥクトゥクで出会う異文化体験

タイ

― 交渉、驚き、そして母の気づき ―

◆「バンコクといえば、やっぱりトゥクトゥク!」が旅の名物に

去年の夏、10日間の母娘バンコク旅。
あちこち移動するたびに娘が「またトゥクトゥクに乗りたい!」と言うので、
気づけば毎日利用していました。

実はタクシーの方が安いことも多いのですが、それでもトゥクトゥクに乗りたがる娘。
乗った瞬間に風を切るあの開放感、トゥクトゥクトゥクトゥク・・・と鳴る音、
まるでアトラクションのような楽しさは、確かに魅力たっぷりです。

◆ 毎回の料金交渉も“旅の教材”に

旅の途中、毎回必要なのがトゥクトゥクドライバーとの料金交渉。

「高すぎるよ!」「じゃあ他を探すね!」とやり取りしながら、
この距離ならいくらが妥当かを少しずつ子ども達も覚えていきました。

時には相場より明らかに高い金額を吹っかけられて、 私が怒って交渉を打ち切ったり、
アツくなっている私を見て、「もうそのぐらいでいいんじゃない」と子ども達に言われることも(笑)

でもそのやりとりも含めて、 子どもにとっては異文化に触れるリアルな学びの時間になっていたはずです。

◆ トゥクトゥクの上で、ぐっすり眠る娘

バンコクで3日間通ったサマーキャンプ。

日中は思いっきり体を動かし、英語で支持を聞き、くたくたになって帰ってきていました。

5分で着くホテルへ帰る道のりも「乗りたい!」とうれしそうにトゥクトゥクに乗り込み、
あっという間にスヤスヤ寝てしまう日もありました。

(※危ないので抱きかかえて注意しながら乗っていました)

バンコクの喧騒の中で眠る娘を見ながら、
「こんな経験ができるのも今しかできない子連れ旅ならではだなぁ」と、母としてなんだか感慨深い時間でした。

◆ 子どもの学び? いいえ、親子の“リアルな体験”

旅育というと、子どもの学びと思われがちですが、
実際は旅を通して「親子で一緒に体験して学ぶ」ことの尊さを感じることではないでしょうか。

毎日の交渉も、異文化の驚きも、言葉が通じない不安も・・・
全部を一緒に経験し、振り返り、乗り越えていく。

旅のあいだ、子どもはたくさんのことを吸収します。
その横で、大人の「こうあるべき」に縛られた自分に気づかされ、 少しずつ肩の力が抜けていくのを感じます。

子ども達と一緒に乗ったトゥクトゥクは、ただの移動手段じゃなかった。
思い出をつくり、会話を重ね、自分自身を見つめ直す時間でもありました。

そんな“親子で向き合う旅時間”こそ、旅育の本質なのかもしれません。

* * * * *

👩‍🦰 書いた人:旅育ママ そのみ
東京都在住、2児の母。旅を通じた学び=「旅育」をテーマに、国内外の子連れ旅を記録しています。
プロフィールはこちら

📝 このブログでは…
子連れ旅のリアルな記録や、旅を通じて感じた学びを発信しています。
「子どもと旅に出てみようかな」のきっかけになればうれしいです♡

📩 お問い合わせ・ご感想はこちらから
お問い合わせページ
Instagram へDMも歓迎です♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました